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第3回日本薬局学会学術総会で研究発表を行ないました

2009年11月16日

 

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11月14日(土)、15日(日)の2日間に渡り、「第3回日本薬局学会学術総会」が開催されました。
日本保険薬局協会、日本薬局学会の主催で、『保険薬局を変える、保険薬局が変える-文明開化の街から次世代の薬局像を発信-』がテーマでした。
弊社からも部長補佐・管理薬剤師の中澤巧が一般演題・口演の部に参加し、かねてから取り組んでいる薬局と介護の連携事業の中から研究成果を発表いたしました。

発表の要旨は次の通りです。


【テーマ】
保険薬局薬剤師と介護職との連携について
~介護職へのお薬セミナー開催と意見交換から~

【目的】
在宅療養の患者の増加に伴い、地域の保険薬局薬剤師もより良いかかわりが求められる。医療チームへの貢献はもちろんであるが、ケアマネージャーやヘルパーなどの介護職との効果的な連携が現在急務である。その中には、薬剤師から介護職へ薬剤の適正使用や製剤に関しての情報提供、患者の状況やケア内容についての双方の情報、意見交換がある。今回セミナーと意見交換会を通じて在宅医療現場における現状とニーズを知ることで今後薬剤師へ求められる役割及び可能性の再確認を行い、地域医療や在宅医療への貢献を模索した。

 
【方法】
ケアマネージャー、ヘルパー等介護職対象に、保険薬局薬剤師による「介護職の為のお薬セミナー」を全3回開催した。講座内容は「くすりの飲み忘れと副作用」、「副作用とシグナル」、「くすりの正しい使い方」であり、講座終了後参加者にアンケートの記入を依頼し集計解析した。アンケート内容
は講座の感想、仕事で薬に関して困惑した事例、関心、質問などの項目を設定した。また、ケアマネット新宿定例会「学習会」「グループ討議」へ保険薬局薬剤師が参加し、参加したケアマネージャーへ薬で困っていることなどの聞き取り調査を行なった。


【結果】
講座は全3回で116名の参加があった。(職種内訳 ケアマネ48名 ヘルパー43名 看護師6名、その他(臨床検査技師、未記入含む)19名)
参加者に依頼したアンケートにおいて、特に参考になった内容は、
・薬を飲み忘れた時の対処 71%
・薬と食品との相互作用  63%
・正しい薬の服用とは?  53%
・特定の薬と副作用    40%
であった。また参加者の84%が「仕事中薬に関して困ったことがあった」と回答し、その内容の主なものは
・薬の管理がうまくできない
・服薬を拒否された時の対応
・薬をうまく飲み込めない時の対処
であった。薬剤師に求めることに関して、「どこまで薬局にたずねたらよいかわからない」など、薬剤師からのアプローチを求める声があった。


【結論】
ヘルパーや介護福祉士が日頃仕事の中で「薬」に関して多くの悩みを抱えていることがわかった。またその悩みをどこ(誰に)に効いていいのかわからなかったり、迷うことが多々ありそれに答えるべき薬局薬剤師の役割が明確になった。介護職者も担当医や患者家族にはなかなか聞きにくいと考えていることも明らかになった。保険薬局薬剤師が日頃から相談しやすい環境を作り積極的に地域の医療、介護関係者との輪に入り、連携していかなくてはならない。当社の薬局店舗は規模、立地様々であるが、薬局それぞれの特徴や環境を生かした方法論を模索しているところである。

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